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毎日新聞 2021/11/10 17:03(最終更新 11/10 17:03) 444文字




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滋賀県警本部

 大津市で8月、無職少年(18)が小学1年の妹(当時6歳)を暴行して死亡させた事件の後、滋賀県警が40代の母親を覚醒剤取締法違反(所持)などの疑いで逮捕していたことが捜査関係者への取材で判明した。容疑を否認しているという。

 逮捕は今月4日付。容疑は8月上旬、大津市の自宅で覚醒剤や大麻などを所持したとしている。県警によると、妹が8月1日に死亡した後、自宅を家宅捜索したところ、覚醒剤や大麻、注射器などを発見した。



 少年は母親、妹との3人暮らしで、8月4日に妹への傷害致死容疑で逮捕された。大津家裁は9月17日、少年が1人で家事や妹の世話を余儀なくされていた点などを考慮し、第1種少年院送致の保護処分とした。

 家裁の決定によると、少年は7月22日ごろ〜8月1日、自宅で妹を殴るなどして外傷性ショックで死亡させた。母親は7月ごろから帰宅しない日が増え、妹が死亡するまでの7日間も不在だった。児童相談所などもネグレクト(育児放棄)状態と認識しながら、一時保護などの措置を取らなかった。【菅健吾】