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毎日新聞 2021/11/12 13:14(最終更新 11/12 13:14) 451文字




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木下富美子氏

 7月の東京都議選期間中に無免許運転で人身事故を起こしたとして、自動車運転処罰法違反容疑などで警視庁に書類送検された木下富美子都議(55)について、東京都公安委員会は12日、運転免許の取り消し処分を決定した。関係者への取材で判明した。道路交通法で規定される違反行為の点数が、取り消し処分の基準に達した。

 関係者によると、木下氏は同日午前に予定されていた「意見の聴取」は欠席した。今後、木下氏本人か代理人による手続きを経て、処分が執行される。



 木下氏は免許停止中だった7月2日午前7時25分ごろ、東京都板橋区の都道交差点で乗用車をいったん停車させた後にバックし、後ろに止まっていた乗用車に衝突して乗っていた2人に軽傷を負わせ、そのまま逃走したなどとして9月に書類送検されていた。

 木下氏は7月4日に投開票された都議選で2回目の当選を果たしたが、翌日に事故が発覚して以降は公の場に姿を見せず、都議会は議員辞職勧告を2度にわたって決議。今月9日に正副議長と面会し、議員活動を続ける考えを示していた。【柿崎誠】