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2021年11月14日 15時34分スポーツ報知

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映画「梅切らぬバカ」舞台あいさつに出席した(左から)塚地武雅、加賀まりこ、和島香太郎監督



 女優の加賀まりこが14日、都内で主演映画「梅切らぬバカ」(公開中、和島香太郎監督)舞台あいさつにドランクドラゴン・塚地武雅、和島監督と出席した。

 加賀が54年ぶりに主演を務めた同作は、古民家で暮らす母親(加賀)と自閉症を抱える中年息子・忠男(塚地)との絆を温かく描いている。

 加賀は、劇中でかっぽう着姿で母親役を演じている。塚地は「加賀さんはオーラもすごいしかっぽう着姿が想像つかなかったけど、実際に古民家の中にいる姿をみたら、近所のおばちゃん来たのか!?と思うくらいなじんでいて…」と明かすと、加賀は「プロ、プロ!」と胸を張り会場を沸かせた。

 当初は東京や大阪など約20館での上映が予定されていたが、現在は70館を超えたことを受け、加賀は「上映してくださる館数が増えたことが一番うれしいです」と声を弾ませた。YouTubeで公開中の予告動画は351万回再生を記録しており、塚地は「イケメン俳優とかアイドルとかが出ていないと回らない数字らしいですよ。イケメンの仲間入りができたなぁ」と冗談を交え語ると、観客から拍手が起こっていた。

 イベント最後に、加賀は「みなさまが見終わって、このような(自閉症を抱える)息子をみかけたら、手を差し伸べなくてもいいのでほほえんであげてください」と願っていた。