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毎日新聞 2021/11/16 18:02(最終更新 11/16 18:03) 394文字




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琵琶湖の水位低下について説明する滋賀県の三日月大造知事=県庁で2021年11月16日午後1時28分、諸隈美紗稀撮影

 琵琶湖の水位の低下が続いていることを受け、滋賀県の三日月大造知事は16日の定例記者会見で、「水を大切に使っていただくことが第一だ」と県民や下流の府県の住民に呼び掛けた。同日午前6時時点の水位はマイナス63センチ。同65センチに達した場合、庁内に水位低下連絡調整会議を設置し、県民生活への影響を確認する。

 水位がマイナス60センチを下回るのは2007年以来14年ぶり。台風シーズンにまとまった雨がなく、10月以降も降雨が少なかったことが原因とみられる。県は、マイナス75センチに達した場合、渇水対策本部を設置し節水を呼び掛ける。同90センチになると近畿地方整備局が中心となって、関係府県を対象に取水制限が実施される可能性がある。



 三日月知事は「今後大きな降雨の予報もなく、雪解けにも時間がかかるので、マイナス75センチになることも十分想定しないといけない」と危機感を示した。【諸隈美紗稀】