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毎日新聞 2021/11/21 14:33(最終更新 11/21 14:33) 490文字




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約4週間ぶりに公務に復帰し都庁に入る東京都の小池百合子知事=東京都新宿区で2021年11月21日午前11時28分、吉田航太撮影

 小池百合子東京都知事は21日、全国知事会のオンライン会合に出席するため、約4週間ぶりに都庁に登庁した。小池氏は登庁時、約30人の報道陣を前に「本当にご心配をおかけしました。体調も万全で、今日から通常公務に復帰します」と話した。

 新型コロナウイルス対策を巡る知事会の会合では、医療の逼迫(ひっぱく)状況を示す5段階のレベル分類について「明確で分かりやすい基準を示していただきたい」などと政府に要望。その後、報道陣の取材に「休養を十分に取らせていただき、改めて都政全体を大局的に見直す良い期間になった」と述べた。



 一方、無免許運転を繰り返したとして道路交通法違反で在宅起訴された木下富美子都議に対する受け止めを問われると「都政の停滞が懸念されている。出処進退を彼女自身が決することを確信している」と述べ、改めて木下氏に辞職を促した。木下氏は、小池氏が特別顧問を務める地域政党・都民ファーストの会に所属していたが、今回の問題が発覚し、除名されている。

 都によると、小池氏は「過度の疲労がある」として10月27日に入院。11月2日に退院した後、テレワークで執務を行っていた。【伊藤直孝】