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2021/11/21 23:12
産経WEST



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兵庫県稲美町の住宅火災現場を調べる消防関係者=20日午前9時41分

兵庫県稲美町で19日深夜に民家が全焼し、焼け跡から子供とみられる2人の遺体が見つかった火災で、兵庫県警捜査1課は21日、火災は放火の疑いが強まったとして、現住建造物等放火容疑で県警加古川署に捜査本部を設置した。

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当時、この家には小学生の兄弟2人と50代の伯父がいたとみられ、いずれも連絡が取れていない。県警は2人の遺体は兄弟の可能性があるとみており、伯父が何らかの事情を知っているとみて、所在確認を急いでいる。

県警によると、火災は19日午後11時50分ごろに発生した。稲美町岡の木造2階建て民家から出火し、約4時間半後に消し止められたが全焼。焼け跡から2人の遺体が見つかった。

この家は5人暮らしで、50代の父親と40代の母親、小学校高学年と低学年の兄弟、母親の兄である伯父が住んでいた。両親は無事で、出火当時は仕事を終えた母親を父親が迎えに行っていて不在だったという。

現場はJR土山駅から北東約3キロの田畑に囲まれた住宅地。全焼した民家は2階の床が抜け落ち、全体が真っ黒に焼け焦げていた。

近所の住人らによると、兄弟は仲が良く、明るくて毎朝、近隣住民らにあいさつしていたという。野球が好きで、兄は阪神タイガースの大ファン。休み時間には、応援歌を歌っていたという。

孫が友人という近所の70代男性は「よく家にも遊びに来ていたのでとても心配だ」と話していた。