https://www.jiji.com/jc/article?k=2021112300216
2021年11月23日08時12分




 【ストックホルムAFP時事】政府間組織「民主主義・選挙支援国際研究所(IDEA)」(本部・ストックホルム)は22日、2021年版報告書を発表し、米国を初めて民主主義が「後退している国」に分類した。
 約160カ国を対象にした報告書は、50年間の民主主義の指標を基に評価。(1)民主主義国(2)混合国(3)強権国家―の3種類に分類した。さらに民主主義国の中に「後退している国」を設けた。
 IDEAのカサス事務局長は「信頼できる選挙結果に異議を申し立てる傾向が強まり、(投票への)参加を制限しようと努め、社会の分断は悪化の一途というように、米国の民主主義の劣化は、世界でも最も危ぶまれる事態の一つだ」と嘆いた。