https://www.sankei.com/article/20211123-U35HGUACKRNDLDXB3S2KTWPQGI/
2021/11/23 20:02


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ロシアのプーチン大統領=13日(タス=共同)

【北京=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は23日の記者会見で、来年2月4日の北京冬季五輪の開会式にロシアのプーチン大統領が出席する方向で調整していると明らかにした。米欧各国が首脳や政府使節団を送らない「外交的ボイコット」の検討を進めている中、プーチン氏の出席でそうした動きを牽制(けんせい)する狙いとみられる。

趙氏は、習近平国家主席が「仲の良い友人」であるプーチン氏を開会式に招待し、「プーチン氏が喜んで受け入れた」と説明した。「盛大な行事を協力して行うことは、中国とロシアの間で長年にわたり形成された良い伝統だ」と両国の良好な関係を誇示した。

バイデン米大統領は今月中旬、北京五輪の「外交的ボイコット」を検討していると明らかにした。英国などでも同様のボイコット論が出ており、中国は「スポーツの政治問題化は五輪精神に反する」などと反発している。