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2021/11/23 17:48



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今年9月に就役した沱江(だこう)級コルベット艦「塔江艦」

(台北中央社)海と空の戦力増強のため、武器の購入に関する特別条例が23日、立法院院会(国会本会議)で可決された。特別予算の上限は2400億台湾元(約9900億円)とされた。

可決された条文では、敵の脅威の高まりと国防の切迫した需要に対応するため、ミサイルや軍艦、軍艦や巡視船に搭載する武器システムなどを、主に自国で製造すると言及。海と空の防衛戦力と統合作戦の効果の向上を図ることを目的とするという。

地対艦ミサイルシステムは、現行の雄風2や雄風3の拡充を図る他、射程距離を延長させた雄風3の製造も進める。2026年まで続く計画で、製造が完了すれば台湾各地に配備される見通し。

沱江(だこう)級コルベット艦の量産、防空システムや無人攻撃機、空対空ミサイルなどの開発、製造も続けていく。

国防部(国防省)は23日午後の報道資料で、今回の特別条例の可決はこれまでと異なり、戦力の構築以外に、兵器の自主開発により自主防衛力強化を図る「国防自主」政策の徹底でもあると指摘。2400億元を上限とした特別予算は、自己防衛の決心を示しているとした。

(王揚宇、游凱翔/編集:楊千慧)