https://www.sankei.com/article/20211124-YUBVWZU72FIXDMEK63M5S4JXBI/
2021/11/24 23:58


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みずほ銀行本店=東京都千代田区(桐山弘太撮影)

9月に発生したシステム障害の際に外国為替法違反があったとして、財務省が26日にもみずほ銀行に対して、同法に基づく是正措置命令を出すことが24日、分かった。2〜9月に発生した8回のシステム障害については、金融庁も26日にも再発防止や経営責任の明確化を求める業務改善命令を出す方向だ。

外為法違反が認定されたのは9月30日の障害時の手続き。システム障害によって、マネーロンダリング(資金洗浄)をチェックする部分に負荷がかかり、処理が遅くなる障害も発生。この際にみずほは手続きを一部省略し、送金先を事後確認する対応をとったが、この行為が外為法に抵触する疑いがあるとして、財務省が調査していた。

不正送金は確認されなかったが、財務省は官民一体でマネロン対策に取り組む中、メガバンクで法令順守がなされなかった点を問題視。金融庁の行政処分に併せて、処分することを決めた。