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2021/11/26 13:21



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台湾産パイナップル

(台北中央社)行政院(内閣)農業委員会農糧署の胡忠一(こちゅういち)署長は25日、台湾産パイナップルの日本への輸出について、さらなる拡大を見込める市場潜在性があるとの見方を示し、異なる産地でさまざまな品種を栽培することで輸出市場のニーズに応えていきたいと意欲をみせた。台湾産果物を応援する企業や機関に感謝を伝える式典で述べた。

台湾産パインを巡っては、輸出全体の約9割を占めていた中国が今年3月から、害虫検出を理由に台湾からの輸入を停止した。これを受け、政府は中国以外の国・地域への輸出強化や国内の販売促進、加工商品の開発を推し進めてきた。農業委の統計によると、日本向けの輸出量は2020年は2000トン余りだったが、今年は10月までに約1万7800トンに達し、大幅に伸びた。

輸出の主力品種「金鑽」の主な収穫時期は3月から6月。胡署長は、日本側からは年間を通じて輸出可能な品種の開発を助言されたと明かし、日本市場には3万トンを輸出できる潜在性があると話した。

(楊淑閔/編集:名切千絵)