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2021年11月26日18時12分

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【図解】21年度補正予算案の主な事業

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臨時閣議に臨む岸田文雄首相(中央)ら=26日午後、首相官邸




 政府は26日の臨時閣議で、経済対策を盛り込んだ2021年度補正予算案を決めた。来月6日召集見通しの臨時国会に提出する。新型コロナウイルス対応や岸田文雄首相が掲げる「成長と分配の好循環」の具体化などに支出。一般会計の歳出総額は35兆9895億円と補正予算としては過去最大で、このうち経済対策の関係経費は31兆5627億円に上る。当初予算と合わせた21年度の歳出総額は142兆5992億円に膨らんだ。


 補正では18歳以下の子ども1人につき10万円相当を支給するため、コロナ予備費の活用を含め1兆9473億円を確保した。マイナンバーカード取得者に最大2万円分のポイントを付与する新たな「マイナポイント事業」に1兆8134億円を充てる。分配戦略の一環として、看護、介護、保育、幼児教育分野での賃上げを前倒しで実施するため2600億円を確保した。