https://www.sankei.com/article/20211129-QBI4GFI3PRLQJGCIU56NTZ2UFU/
2021/11/29 11:19


兵庫県尼崎市の路上で令和元年11月、特定抗争指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部=当時(59)=を自動小銃で射殺したとして、殺人罪などに問われた特定抗争指定暴力団山口組系元組員、安東(旧姓・朝比奈)久徳被告(54)の控訴審判決公判が29日、大阪高裁で開かれた。和田真裁判長は無期懲役とした1審神戸地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

控訴審で弁護側は1審に続き、事件は組織的な背景のない個人的な犯行で、有期の懲役刑が相当と主張していた。

神戸山口組は平成27年の山口組分裂で誕生し、両組織間では対立抗争が続いている。今年2月の1審判決は、被告が山口組側への個人的な忠誠心から犯行に及んだと判断していた。