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[ 2021年11月30日 15:07 ]

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ラパルマ島に新たに出現した火口を見守る兵士たち(AP)
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 9月19日に50年ぶりに噴火したスペイン領カナリア諸島にあるラパルマ島のクンブレ・ビエハ火山で新たな火口が複数出現。再び大量の溶岩が流れ始めた。

 同火山にはすでに異なる11の火口があったが、29日までにその数がさらに増えた形。同島では11平方キロ(東京・千代田区とほぼ同じ)が溶岩に埋め尽くされていたが、今回の溶岩流はこれまで被害のなかったエリアに向かっており、当局では警戒を強めている。

 地元メディアによれば、溶岩の速度は1分間で6分ほど。同島では前週に墓地が溶岩に埋まり、バナナ園などにも被害が広がっている。