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2021年11月30日 18時2分スポーツ報知

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取材に応えるれいわ新選組の山本太郎代表



 れいわ新選組の山本太郎代表が30日、国会内で報道陣の取材に応じた。

 同日に行われた立憲民主党の代表選を受け、枝野幸男前代表について聞かれた山本氏は「野党共闘を前に進めた立役者であった」と振り返った。

 2017年に枝野氏が所属していた民進党が希望の党との合流を巡り、分裂したことを振り返り、「希望の党の東京都知事に乗っ取られそうになった。そのまま野党第一党が崩壊していくのかという局面において、助け舟といいますか、ここに希望の光があるよと照らした方が前代表であったのではないか」と考えを明かした。

 山本氏は「前代表はかなり慎重に、どの議論においてもしっかりと返せるように石橋をたたきながらしっかりと歩みを前に進めた方だったんだと思います」と枝野氏を評価した。

 また、10月に行われた衆院選の野党共闘についても触れ、「野党共闘が形になったというのも、野党第一党が踏み切らなければ前には進まなかった。野党共闘を前に進めた立役者であったであろうと思います」。

 さらに枝野氏への語りがとまらない山本氏は、取材の終わりに付け足す形で、「私たちが求めていた5%減税という部分を立憲民主党内にもそれはまずいと考える人たちもいたようです。大きな所帯のなかで反対の意見を持つ人たちもしっかりまとめていきながら、最終的には野党共闘という形をまとめあげ、政策の中にも『消費税5%』という文言を入れた。そういった意味でも、私たちれいわ新選組が野党共闘に踏み出すきっかけをつくっていただいたと思っています」と話し、最後まで枝野氏を立てた。