2021年11月30日19時26分



立憲民主党の代表選が2021年11月30日午後に開かれた臨時党大会で投開票され、決選投票の末に泉健太氏(47)が新代表に選ばれた。衆院選で議席数を減らした立憲にとって、22年夏の参院選に向けた立て直しが急務だ。

論点のひとつが、共産党との協力関係のあり方だ。共産党は、立憲が政権を獲得した際、共産党が「限定的な閣外からの協力」を行うとする政策合意を、今回の衆院選で当選した衆院議員の任期中は守るように求めている。一方で泉氏は「現時点で何かが存在しているというものではない」と発言。すでに合意は白紙になっているとの見方を示した。

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当選直後のあいさつで笑顔を見せる立憲民主党の泉健太新代表

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立憲民主党の泉健太新代表は、結果発表直後にガッツポーズを繰り返した



 共産・小池氏「選挙の任期が続く限りは、それは順守する責任」
合意は衆院選1か月前の9月30日に立憲の枝野幸男前代表と共産党の志位和夫委員長が会談して結ばれ、「次の総選挙において自公政権を倒し、新しい政治を実現する」ことや「限定的な閣外からの協力」など3項目をうたっている。特に合意の有効期限のような文言は書き込まれていない。

ただ、共産党の小池晃書記局長は11月29日の記者会見の冒頭発言で、
「この合意を確認するということを立憲民主党の当時の枝野代表が決断をしたから、我が党の志位委員長はそれに敬意を表して、私たちもそれを受けて20を超える選挙区、小選挙区で立候補を取り下げる決断をした」

として、
「私たちは引き続きこの国民への公約、両党間の合意これを誠実に順守していきたい、順守していく。立憲民主党にも、そのことを強く求めたい」

などとして合意の継続を求めていた。合意の期限に関する質問には、小池氏は
「これは総選挙で国民に対して公約したこと」

だとして、
「選挙の任期が続く限りは、それは順守する責任があるのではないか」

と述べた。


泉氏「『単に継続』ということではなく」「我々はとしては白紙も何も...」
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