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2021年12月1日 15時11分スポーツ報知

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橋下徹氏



 1日放送のTBS系情報番組「ゴゴスマ」(月〜金曜・午後1時55分)では、無免許運転を繰り返したとして、道交法違反の罪で在宅起訴された木下富美子元東京都議が都議の在職期間に応じて10日に支給されるボーナス(期末手当)について、全額寄付する方針を明らかにしたことを速報した。

 11月分の議員報酬も寄付し、政務活動費は返納すると自身のホームページで公表した木下元都議の判断について、コメンテーターで出演の元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏は「当然のことだと思います」とまずコメント。

 「ただ、無免許の事件でまだ実刑判決が出ているわけではないんですね。今の法律では禁錮以上の刑でないと失職にはならない。刑事罰が確定しないことには失職しない」と続け、「確かに木下さんの態度、振る舞いは良くないので辞めろ、辞めろってなってますけど、もっと緩いルール、もっと緩いハードルで辞めさせるってことになってしまうと、例えば捜査機関が動いただけで辞職ということになる。この議員、気にくわないから、反体制派だからってことで警察を動かして辞職に追い込むって、すぐできちゃうんですよ。世界を見ると、ロシアにしたって、香港にしたって、みんなそういうやり方で反体制派側の議員がどんどん排除されている」と説明。

 「だから、今の実刑判決の場合だけ失職するというルールは極めてバランスのいい話であって、まだ捜査期間中だったり、罰の確定していない段階で議員を当然のように辞めさせるっていうのは、僕は民主国家としては怖いと思います。もちろん、木下さんの態度、振る舞いは良くないけど、その話と失職する話はちょっと別に考えないといけない」と結論づけていた。