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毎日新聞 2021/12/2 05:00(最終更新 12/2 05:00) 413文字




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在外ネット投票の早期導入を求める署名サイト「Change.org」の専用ページ画面=サイトから

 国政選挙で行われる海外在住者の在外投票を巡り、イタリア在住の翻訳家、田上明日香さん(38)ら海外の女性3人が、在外インターネット投票の早期実現を求めて募っていた署名が目標の1万筆を超えた。目標に達したのは11月26日夜。12月1日には1万2000筆を超えており、今後、総務省や外務省、デジタル庁に提出する。

 解散から投票日までが戦後最短となった衆院選では、新型コロナウイルス感染症の流行による郵便事情の悪化などで、在外投票が投票締め切りに間に合わないケースが続出。3人は2025年の参院選の在外投票にネット投票を導入することなどを求め、11月4日からオンライン上で署名を呼びかけていた。



 田上さんは「在外ネット投票の導入はアナログで煩雑な制度の劇的な改善につながると信じている。在外有権者100万人超が、どこにいても投票できるような環境を作りたい」と語った。署名は引き続き、署名サイトの専用ページで募集している。【古川幸奈】