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2021/12/3 07:00


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新型コロナワクチンを接種するため列を作る市民=10月、北京(共同)

「ゼロコロナ」政策を掲げる中国で、特に首都・北京の新型コロナウイルス対策が厳しくなっている。10月から中国各地でデルタ株の感染が広がったことを受け、11月中旬からは市内に入る全ての人を対象に、48時間以内に受けたPCR検査の陰性証明の提示が義務付けられた。出張や観光で市外に出れば、日帰りでも北京に戻る前にPCR検査を受ける必要がある。

過去14日以内に1人でも感染者が出た地域を訪れた人が、市内へ立ち入ることを制限する方針も出た。出張のため滞在している地域で感染者が出れば自宅に戻れない可能性もある。

ある北京の日本人駐在員は「出張先で感染者が出るかどうかなんて、誰も分からない。出張はできる限り断っているが、どうしても行かなければならない時には、『感染者が出ないように』と神に祈るような気持ちで飛行機や高速鉄道に乗っている」と話す。

北京では来年2月に冬季五輪、3月には全国人民代表大会(全人代)という重要イベントが控えており、「少なくとも全人代が終わるまでは厳しい対策が続くだろう」とささやかれる。

単身赴任の日本人駐在員からは「年末年始に一時帰国したら、厳しい水際対策で北京に戻れない恐れがある。一人での年越しを決めた」との嘆きを最近よく聞く。(三塚聖平)