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毎日新聞 2021/12/6 16:39(最終更新 12/6 17:35) 390文字




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抗議文の提出後、報道陣の取材に対応した女性県議=静岡市葵区の県庁で2021年12月6日午前9時22分、金子昇太撮影

 静岡県の川勝平太知事の女性蔑視ともとられかねない発言を巡り、県内の女性県議と市議35人は6日、川勝知事に再度の辞職を求めた抗議文を提出した。自民会派の西原明美県議が県庁で手渡した。

 抗議文は川勝知事が6月の集会で「(静岡文化芸術大の学生は)8割ぐらい女の子。でも、11倍の倍率を通ってくるので、みんなきれい」などとした発言を取り上げ、「根本的な女性差別。嫌悪を感じ、許しがたい」と非難の考えを示した。



 提出後、取材に応じた公明党県議団の早川育子県議は「知事は謝罪をしたが、基本的なジェンダー、人権意識の欠如に気づいていないことに怒っている」と述べた。2日に行われた定例記者会見での川勝知事の謝罪についても、西原県議は「知事は発言が支離滅裂だと主張していたが、内容に関してしっかりと謝罪していなかった。度重なる謝罪の中で、何を信用してよいのかが分からない」と指摘した。【金子昇太】