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2021年12月7日 9時38分スポーツ報知

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テレビ朝日



 テレビ朝日の玉川徹氏が7日、コメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)にスタジオ生出演した。

 番組では、国会議員への月100万円の文書通信交通滞在費(文通費)について、法改正が見送りとなる公算が高いことを特集。そして、日割り支給については与野党一致しているが、領主書の添付をする使い道の公開について与党が慎重な姿勢。未使用分の返納には日本維新の会と国民民主党が賛成しているが、自民党が慎重な姿勢と詳細を伝えた。

 また、国会議員の声として「通信費の処理の仕方がわからない」「事務所を維持できなくなる」というコメントとともに、法改正の見送りについて自民党幹部の「もめていた方がいいし法改正や日割りもやらなくていい。文通費は自由に使えるお金だから減ると困る。触らないでそのままにしておくのが一番」という声を紹介した。

 紹介された声を玉川氏は「問題の本質がわかっていないですね」とバッサリ。「なぜ領収書の添付という話を我々がずっとしていたかというと、透明性なんですよ」と指摘し、「なぜ透明性が必要かというと、透明性がなければ政治を信頼出来ないからなんですね。与党でもよく『政治の信頼を取りもどす』とよく言っていますよ。信頼を取り戻すんだったら、一丁目一番地が透明性なんですね。透明性の大きな枠に、文書通信交通滞在費の問題もある」と話した。

 文通費の金額について「僕は極端な話、月100万円じゃなくてもいいと思っていますよ、何だったら。我々も、月にいくら使いますという予算の執行の仕方はあまりやらないですよ。半期とか通期とかで予算は組みますから。今は通期で1200万円、それが1500万円でもいいと思いますよ」と提案し、「その代わり全部公開して、与野党でちゃんとチェックすればいいじゃないですか」と述べた。

 法改正には「だったら、まず返さなくていい、100歩譲って。100歩譲って返さなくていいから、まず透明性を高めて、チェックとバランスが働くようにしてくれと。その後に変えていくのであれば金額、返すとか。一気に全部をやるというとみんな慎重になってしまうので、まずは公開、ここだけを突破してほしい」と徐々にでもいいから前へ進めてほしいと訴えた。