https://www.sankei.com/article/20211217-CKGLFANUSZICZAM2DJO7LOY5TU/
2021/12/17 10:14


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故金日成主席(左)と故金正日総書記の銅像が立つ万寿台の丘に献花に訪れた市民ら=16日、平壌(共同)

北朝鮮の最高指導者、金正日総書記が2011年に死去してから10年になる17日、朝鮮労働党機関紙、労働新聞は社説で、同氏の業績が後継指導者の三男、金正恩党総書記の国家運営の基盤になっていると強調した。

実際には金正恩氏の政治手法は金正日政権期と大きく違うが、金日成主席から始まる「白頭の血統」による世襲の正統性を強調し、結束を図った形だ。

首都平壌では17日に追悼行事が行われる見通し。金正恩氏が父の死を受け公式に最高指導者の地位に就いてから10年となる今月30日を前に、金正恩氏への忠誠を求める動きも強まりそうだ。

社説は、金正日氏の業績によって北朝鮮が最強の国家防衛力を持ち、金正恩政権が掲げる「わが国家第一主義」の時代を輝かせる転換点を迎えた、と指摘している。(共同)