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毎日新聞 2021/12/17 16:36(最終更新 12/17 16:36) 403文字




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成田空港=中村宰和撮影

 後藤茂之厚生労働相は17日の参院予算委員会で、今月6日から12日までに入国した新型コロナウイルス感染者89人のうち、約3割にあたる29人が入国3日以降の検査で陽性と判明していたことを明らかにした。共産党の小池晃書記局長への答弁。

 後藤氏は「新型コロナには14日間の潜伏期間があることから、空港到着時の検査で陰性であっても、その後陽性が判明するケースは一般的にはありうる」と説明。小池氏は入国時に精度の高いPCR検査を実施することを求めたが、岸田文雄首相は「空港では大量の検査を迅速に行わなければいけないという要請に基づいて、抗原定量検査を行っている」と述べ、否定的な考えを示した。



 これに先立つ参院予算委で、首相は空港検疫では陰性だったが、入国後に陽性が判明した人数を公表することについて「国民の不安を取り除く面において大変重要だ」と述べ、検討する考えを示した。自民党の小野田紀美氏への答弁。【田中裕之】