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2021年12月17日22時23分

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中国不動産開発大手、中国恒大集団の本社ビル=10月、広東省深セン市(EPA時事)




 【北京時事】米格付け大手S&Pグローバル・レーティングは17日、経営危機に陥っている中国不動産開発大手の中国恒大集団の格付けを部分的なデフォルト(債務不履行)に当たる「選択的デフォルト」に引き下げたと発表した。格付け大手ではフィッチ・レーティングスに続き2社目。
 恒大の子会社が発行したドル建て社債の利払い猶予期限は日本時間7日に切れた。しかし、利払いは実施されなかったとされる。S&Pはこの社債に加え、10月末に支払期日を迎えた恒大発行の私募債も利払い不履行になったと判断した。また恒大の要請を受け、同社の格付けをすべて取り下げる。