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毎日新聞 2021/12/18 09:00(最終更新 12/18 09:00) 468文字




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李在明氏(左)と尹錫悦氏=渋江千春、坂口裕彦撮影

 来年3月9日投開票の韓国大統領選で、事実上の一騎打ちとなっている与党「共に民主党」候補の李在明(イジェミョン)京畿道前知事と、最大野党「国民の力」候補の尹錫悦(ユンソクヨル)前検事総長の双方に家族の不祥事が発覚し、両氏が火消しに追われている。韓国メディアからは「非好感度を争う散々な大統領選だ」(中央日報)との批判が出ている。

 李氏の長男(29)は、オンラインのポーカーゲームによる違法賭博を常習的に行っていたことが発覚。李氏は16日の党会合で「とても不愉快なことが起きた。親として本当に申し訳ない。国民に深くおわび申し上げる」と陳謝した。



 一方の尹氏にも、妻が2007年と13年に大学の教員採用試験に応募した際に経歴を虚偽記載していた疑惑が浮上。尹氏は17日、「申し訳ない。理由のいかんにかかわらず、妻が正確に記載せずに論争を引き起こしたことは、私自身が強調してきた公正と常識に合わない」と陳謝した。

 世論調査会社・韓国ギャラップが17日公表した調査では、支持率は李氏が36%、尹氏が35%で激しく競り合っている。【ソウル坂口裕彦】