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毎日新聞 2021/12/18 13:05(最終更新 12/18 13:05) 388文字




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鹿児島空港=鹿児島県霧島市溝辺町麓で2021年9月24日午前10時33分、白川徹撮影

 18日午前7時50分ごろ、福岡空港から出雲空港に向けて飛行していたJAL3551便で、右側エンジンの空気取り込み口に付着した氷を破壊する機器が作動しないとの異常アラートをパイロットが確認し、進路を変更して約1時間後に鹿児島空港に着陸した。乗員乗客計35人にけがはない。

 運航会社の日本エアコミューターなどによると、3551便は午前7時半過ぎに福岡空港を離陸。異常アラートが出たため福岡空港に引き返そうとした。だが九州も日本海側は寒波に見舞われており、取り込み口に着氷の恐れが少ない鹿児島空港を選んだ。機体はATR社製のプロペラ機で、着陸後に調べたところ異常アラートを示した機器は正常に作動した。



 鹿児島空港から出雲空港行きの定期便はないため、乗客は羽田空港経由の振り替え便で出雲空港に向かった。出雲到着は午後4時前の予定。本来は午前8時すぎに着陸するはずだった。【蓬田正志】