https://www.sankei.com/article/20211218-L547WQF5ZRNNNPAH4KRBJ3QXFI/
2021/12/18 19:03


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長州正論懇話会で講演するジャーナリストの櫻井よしこ氏=18日午後、山口県下関市の下関市生涯学習プラザ

長州「正論」懇話会の第39回講演会が18日、山口県下関市の市生涯学習プラザで開かれ、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が「今、日本が直面する内外の課題」と題して講演した。

櫻井氏は貿易や人権、台湾問題などで対立する米中関係について「一党独裁の中国は自由や民主主義的な権利を全否定する。米国を中心とする自由主義陣営は、そのような世界を許さない。価値観の戦いだ」と指摘。その上で「米国の力が相対的に低下する中、価値観を同じくする国々が同盟関係を堅固にし、中国など『異形の大国』に対抗すべきだ」と強調した。

岸田文雄政権の外交政策には「平和を念じるなら、守るだけの力を持たなければならない。言葉だけで説得できることはあり得ないことを認識すべきだ」と指摘。「日本は米国に頼らざるを得ない情けない状況に気付き、自立性を高めなければならない」と訴えた。

講演会は、新型コロナウイルス感染症対策を徹底した上で開催した。