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毎日新聞 2021/12/20 07:30(最終更新 12/20 07:30) 401文字




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日本や中国などの芸術団体と協演した福岡朝鮮歌舞団の公演=北九州市小倉北区の北九州芸術劇場で2021年12月18日午後6時15分、宮城裕也撮影

 九州・山口を中心に朝鮮半島の歌や踊りを披露する福岡朝鮮歌舞団の結成55周年記念公演が18日、北九州市小倉北区の北九州芸術劇場であった。日本や中国などの七つの芸術団体が協演し、「日中朝の友好」を演出した。

 福岡朝鮮歌舞団は1966年に発足。2018年からは4人体制で在日コミュニティーのほか、小中学校や自治体のイベントなどで公演し「日朝の懸け橋」を目指している。



 記念公演では、日本や中国などの団体による演奏に歌舞団の歌や舞踊を合わせた斬新な演舞を披露。また、「ペンノレソーラン」や「アリラン赤とんぼ」など日本と朝鮮の童謡や民謡を交ぜた歌で友好の願いを込めた。フィナーレは出演者がステージを下りて観客と踊り、会場一帯が盛り上がった。

 金妙穂(キムミョス)団長は「これからも民族の誇りを胸にたくさんの仲間たちと尊重し合い、誰もが自分らしく笑顔で生きられる未来を共につくっていきたい」と話した。【宮城裕也】