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毎日新聞 2021/12/20 10:16(最終更新 12/20 10:16) 445文字




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情報提供を呼び掛ける看板の隣で、ポケットティッシュを配る警察官=京都市山科区のJR山科駅前で2021年12月19日午前10時37分、中島怜子撮影

 中華料理チェーン「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」の社長だった大東隆行さん(当時72歳)が2013年12月、京都市山科区の本社前で射殺された事件は未解決のまま、19日で8年を迎えた。犯行への関与を示す証拠に乏しく捜査が難航する中、捜査員や社員らが同区内で市民に情報の提供を呼び掛けた。

 亡くなった大東さんは13年12月19日早朝、本社前の駐車場で運転していた車から降りた直後、25口径の拳銃で胸や腹などを至近距離から撃たれて死亡した。府警はこれまで延べ24万3000人の捜査員を投入したが、事件への関与を示す直接的な証拠は少なく、現在も捜査が続いている。



 この日はJR山科駅改札前で、府警の捜査員などが「その情報が事件解決へ」などと書かれたポケットティッシュを配布。王将フードサービスの渡辺直人社長は「一刻も早い、事件の解決を願っている。解決に向け、できることは全てしていきたい」と話した。

 事件に関する情報提供は、山科署捜査本部まで。【中島怜子】