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毎日新聞 2021/12/20 18:33(最終更新 12/20 18:33) 404文字




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JR西日本が特急に設置している防犯カメラ=JR西提供

 京王線や小田急線で相次いだ列車内での乗客襲撃事件を受け、JR西日本は20日、在来線の防犯カメラ整備計画を策定したと発表した。京阪神地区では2023年度末までに全ての新快速車両(約800両)に設置。同時に整備を進める普通・快速車両を含めると、同地区の在来線(約3000両)では約5割にカメラがつくことになる。

 JR西の計画では、1両に必ず2台以上の防犯カメラを設置し、車内全体を撮影できるようにする。他の地区でも整備し、特急を除く在来線全体(約4400両)での設置率を23年度末までに約3割、特急(約700両)で同7割とする方針だ。長谷川一明社長は記者会見で「駅間の長い新快速を優先する。犯罪の抑止効果を期待したい」と述べた。




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JR西日本の特急列車内。ドアの上部に防犯カメラが設置されている=JR西提供

 JR西では防犯カメラを設置する在来線の車両が現在、特急を除くと試験的につけている5両にとどまる。新幹線(約1100両)の設置率は83%で、さらに整備を進めるとしている。【高橋昌紀】