https://www.sankei.com/article/20211220-IW4LDF3SCNKI5MRO5C63VGLKHM/
2021/12/20 19:21



経団連の十倉雅和会長は20日の定例記者会見で、北京冬季五輪に政府代表を派遣しない「外交ボイコット」について、日本政府は立場を明確にしない「戦略的曖昧さ」が必要だとの認識を示した。「国益を考えて落としどころを探って、それが『曖昧だ』といわれても良いと思う。戦略の問題だ」と述べた。

経済同友会の桜田謙悟代表幹事も14日に「旗幟鮮明にすることが国益にかなうとは必ずしも思わない」と指摘。経済界には日中関係の冷え込みを懸念して慎重な対応を求める声が広がっている。

北京五輪をめぐっては、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の橋本聖子参院議員や日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長の出席などが取り沙汰されている。