https://www.sankei.com/article/20211221-ON3QAWIAMNOQLMLLUS44BK2HZM/
2021/12/21 17:41



日本維新の会の藤田文武幹事長は21日の記者会見で、国会議員に支給される月額100万円の「文書通信交通滞在費」をめぐり、各議員が専用口座で管理し支出の領収書を公開する党独自の規則を発表した。来年1月から規則に沿った運用を始め、未使用分は1年ごとに党を通じて被災地などに寄付する。

藤田氏は、与野党が使途公開や返納で折り合わず今国会での法改正が見送られたことを踏まえ「維新は透明性を重視する。世論を喚起し、法改正につなげたい」と強調した。飲食費や選挙関連費用に充てることは禁止する方針も示した。

これまで維新の議員は文通費の使途を原則公開する一方、未使用分は各議員が代表を務める政治団体に寄付していた。ただ政治団体に寄付後は文通費の使い方が分かりにくいとの批判もあり、改めて専用口座で管理するルールを整備した。