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2021/12/21 17:18



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高鉄宜蘭駅の建設地は「第5折衷案」の県政センター南に決まった

(台北中央社)台湾高速鉄道(高鉄)の北東部・宜蘭県への延伸計画について、王国材(おうこくざい)交通部長(交通相)は19日、早ければ2025年にも着工すると発表した。高鉄宜蘭駅の建設地が宜蘭市の県政センターの南約350メートルの地点に決まったことも明らかにした。

王氏によれば、年内に延伸計画をまとめる。来年、交通部(交通省)で承認し、環境影響評価に着手する。2024年にかけて環境影響評価と細部の設計を完了させる予定で、2025年着工、2036年の完成を目指す。

高鉄宜蘭駅の建設地を巡っては、当初4つの候補が上がっていたが、宜蘭の各界で意見が割れていた。今回決まったのは交通部が後に出した折衷案。路線距離が長く、建設費用が5つの案の中で2番目に高くなるものの、人口密集地域の外側を通ることや開発の経済的利益の高さ、連絡道路建設のしやすさなどのメリットがある。延伸区間の全長は59.3キロ、建設には1880億台湾元(約7676億円)を投じる。

高鉄宜蘭駅は将来的に建設される台湾鉄路管理局(台鉄)「宜蘭新駅」と建物を共用する予定で、乗り継ぎが便利になる。

(汪淑芬/編集:名切千絵)