臨時国会が21日、閉会した。立憲民主党は泉健太代表の新執行部になり、「政策立案型」を掲げて臨んだが、準備不足と他の野党との連携不足が露呈した。来年の通常国会に向けて立て直しが急務だ。

 「党内で物議を醸したが、これまで疑惑の追及に時間を使いすぎた。本来訴えたい政策の中身を伝えられなくなり、こんなにもったいないことはない」

 泉氏はこの日、東京・新橋駅前の街頭演説で、政策立案型への路線転換をアピールした。

 ただ、泉氏が「実績」に挙げたのは、ガソリン価格を下げるために減税できる規定(トリガー条項)の凍結解除、月100万円の文書通信交通滞在費を見直す2法案の提出。前者は国民民主党、後者は日本維新の会が先行したテーマで、立憲の提案力とは言いがたい。

 幹部の一人は「新体制発足か…(以下有料版で,残り710文字)

朝日新聞 2021年12月22日 8時00分
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