https://mainichi.jp/articles/20211222/k00/00m/040/291000c

毎日新聞 2021/12/22 19:24(最終更新 12/22 19:25) 362文字




https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/01/13/20210113k0000m040241000p/9.jpg
湯崎英彦・広島県知事

 広島県の湯崎英彦知事の後援会が2013年と14年、支援者から実質的に政治資金規正法の上限を超える300万円の寄付を受けていたことが22日、政治資金収支報告書の記載で明らかになった。岡山県の伊原木隆太知事の後援会でも同様の問題が判明している。

 規正法では、政党と政治資金団体を除く政治団体は個人から年150万円を超える寄付を受けられない。

 報告書によると、「ゆざき英彦後援会」は両年、食品会社元役員の男性から150万円ずつ寄付を受けたほか、別の政治団体を介して、この男性から150万円ずつ寄付を受けていた。



 湯崎知事は22日、報道陣の取材に「別の性質の団体にそれぞれ寄付を頂いた。違法との認識はなかったが、疑念をもたれた点は反省する必要がある」と述べた。専門家と法的な問題点を精査し、必要があれば是正するという。【小山美砂】