https://www.sankei.com/article/20211222-FAFZAPOXPBKSTMHRBVWBUBR7AY/
2021/12/22 18:59


千葉県教育委員会は22日、25歳の男性講師ら5人の懲戒処分を発表した。この講師は県北東部の公立中学校で教え子の女子生徒に体を触るなどのわいせつ行為をし、懲戒免職処分となった。

県教委によると、男性講師は今年10月4日以降、管理職の許可なく女子生徒1人と無料通信アプリ「LINE(ライン)」で私的なやり取りを継続。11月5日と8日の放課後、自家用車で女子生徒の自宅近くに出向いて呼び出し、車内でわいせつな行為を行った。

他の生徒から相談を受けた職員が教頭に報告して発覚。「良く考えずに軽い行動をした。本当に申し訳ない」などと謝罪しているという。男性講師は今年2月と3月にも、前任校である県北東部の別の公立中学校でも女子生徒1人とラインなどでやり取りし、わいせつ行為をしていた。

これを受け、両中学校の校長2人も監督責任を問われ、減給1カ月(10分の1)の懲戒処分となった。

このほか、県立印旛特別支援学校の男性教諭(40)は5月、佐倉市内にある銀行のATMで他人の財布を持ち出して捨てたとして停職3カ月。佐倉署が遺失物等横領容疑で捜査しており、22日付で依願退職した。

また、県立松戸国際高校の男性教諭(30)は6月、校内で教頭を少なくとも2回蹴って全治2週間のけがを負わせ、停職1カ月となった。教頭は松戸署に被害届を提出。8月に傷害罪で書類送検された。