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毎日新聞 2021/12/24 07:00(最終更新 12/24 07:00) 543文字




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北海道旭川市の今津寛介市長

 北海道旭川市で3月、中学2年の広瀬爽彩(さあや)さん(14)が凍死体で見つかり、背景にいじめがあったとされる問題で、同市の今津寛介市長が23日、いじめ防止対策の視察のため、大津市役所を訪れた。

 大津市の島崎輝久教育長が2011年10月に市立中学2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを苦に自殺したことに触れ、「悲しい出来事を二度と起こさない決意の下、取り組んできた」とあいさつ。今津市長は「市として真相究明・再発防止に取り組まなければならない。教訓を生かして作り上げた制度を勉強したい」と話した。



 今津市長は視察後、市長部局に設置された「いじめ対策推進室」や第三者委に遺族推薦委員を入れる仕組みなどについて説明があったと明かし、「市長部局の対策室と教育委員会の連携などが参考になった。新たな組織設置も検討に入れて対策を進めたい」と述べた。【菅健吾】