https://www.jiji.com/jc/article?k=2021122500216
2021年12月25日19時49分




 【クアラルンプールAFP時事】マレーシア警察は25日、先週末の洪水による死者が計46人になったと発表した。記者会見した警察高官は「5人が行方不明のままだ。早く見つけたい」と述べた。
 ここ数年では最悪の被災となった今回の洪水は、首都クアラルンプールを囲むセランゴール州で特に被害が大きかった。救助活動が混乱し、州都シャーアラムでは、食料が尽きかける中、自宅で数日間の孤立を強いられた住民が多い。
 野党指導者アンワル元副首相は、政府の対応の遅れを指摘し「天災が人災になった」と批判。イスマイルサブリ首相は「弱点」はあったと認めつつ、今後の改善を約束して反論している。