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毎日新聞 2021/12/26 16:35(最終更新 12/26 18:02) 307文字




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防衛省=東京都新宿区で、小川昌宏撮影

 防衛省は26日、中国海軍の空母「遼寧」など計5隻が25日午前0時ごろ、沖縄本島と宮古島の間の公海を北上し、太平洋から東シナ海に抜けたと発表した。

 艦載機の発着や、警戒監視に当たる自衛艦への危険な行為は確認されていないという。同省はその後の艦隊の動きを明らかにしていないが、中国に帰還するとみられる。



 遼寧を含む艦隊は今月16日ごろ同じ海域を南下していた。東に向かい、19、20両日は沖縄県の北大東島と沖大東島周辺の公海で、早朝から夜間にかけて艦載されていた戦闘機とヘリコプターが発着を繰り広げた。

 遼寧の活動について岸信夫防衛相は24日の記者会見で「非常に急速に活発化している」と警戒感を示していた。【松浦吉剛】