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毎日新聞 2021/12/26 21:22(最終更新 12/26 22:07) 507文字




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 フィギュアスケートの北京オリンピック代表最終選考会を兼ねた全日本選手権最終日は26日、さいたまスーパーアリーナで男子フリーがあり、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(27)=ANA=が2年連続6回目の優勝を成し遂げ、3大会連続の五輪代表に決まった。北京では同種目で94年ぶりとなる五輪3連覇の偉業に挑む。

 羽生は仙台市出身。2014年ソチ、18年平昌両五輪で頂点に立ち、男子で66年ぶりの連覇を果たした。冬季五輪の個人種目を連覇するのは日本勢初の快挙で、個人として最年少(当時23歳)で国民栄誉賞を授与された。



 昨年は4大陸選手権で初優勝し、男子で初めて五輪、世界選手権、グランプリ(GP)ファイナル、世界ジュニア選手権、ジュニアGPファイナルの主要国際大会を全制覇する「スーパースラム」を達成。16年には国際スケート連盟公認大会で、4回転ループに世界で初めて成功した。SPの自己ベストである111・82点は世界歴代最高得点。

 男子の五輪代表枠は3。全日本選手権優勝者は自動的に代表に決定。残り2人は今大会の成績や国際大会での実績などを踏まえ、26日夜の日本スケート連盟の選考委員会で決定する。【倉沢仁志】