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2021年12月27日12時45分

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【モスクワAFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は23日、ロシア版サンタクロースの「ジェドマロース」に対し、かつて大統領就任を助けてくれたと感謝の意を表し、今後も政策実行を後押ししてほしいと願った。(写真はロシア・ベリキーウスチュグで、ロシア版サンタクロースのジェドマロースと面会したウラジーミル・プーチン大統領)
 旧ソ連圏では、長いひげでサンタによく似た霜の精のジェドマロースが、大みそかに子どもたちにプレゼントを配るという言い伝えがある。
 プーチン氏が最初に大統領職に就いたのも1999年の大みそかだった。ソ連崩壊後初の大統領だったボリス・エリツィン氏が突然辞職し、首相だったプーチン氏を大統領代行に任命した。
 プーチン氏は23日に行われた年末恒例の記者会見で、ジェドマロースの故郷とされる北西部ベリキーウスチュグの記者から、ジェドマロースが過去23年間願いをかなえてくれなかったと訴える男性による訴訟に関する所感を問われた。
 プーチン氏は「私とジェドマロースの関係は常に良い形で発展してきた」と答え、「プレゼントを配るだけでなく、国家や市民の事業も手伝ってもらえれば」と願った。
 訴訟を起こした男性に対しては「私はジェドマロースを擁護できる。ジェドマロースは、良い子にしていた少年少女の願いだけを聞き入れてくれるということを思い出してほしい」と述べ、「自分自身の行動を振り返ってみては」と促した。
 国内外の記者が出席するプーチン氏の年末会見は、4時間程度続くのが慣例となっており、硬軟取り交ぜた質問が飛び交う。【翻訳編集AFPBBNews】

〔AFP=時事〕