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2021/12/29 21:29


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ドイツのベーアボック外相(AP=共同)

DPA通信は29日、ドイツのベーアボック外相が来年2月に冬季五輪が開かれる北京に行かないと述べたと伝えた。中国の人権問題に批判的な立場で知られ「個人的な決断」とした。独政府の方針に関しては、欧州連合(EU)加盟国と「外交ボイコットの可能性について共通の対応を探っているところだ」と語った。

今月発足した独ショルツ政権は中国への厳格な外交指針を示し、政策綱領でも新疆ウイグル自治区などでの人権侵害に留意していくと表明した。ベーアボック氏は独メディアに、欧州が一丸となって同自治区産の製品輸入を抑えれば「中国にとって大問題になる」と述べていた。

欧州では英国が外交ボイコットを決めた一方、フランスのマクロン大統領がボイコットについて「ほんの小さな象徴的な措置」と発言し、消極的な姿勢を示している。(共同)