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2021年12月30日14時22分

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バイデン米大統領(左)とロシアのプーチン大統領(AFP時事)




 【ワシントン時事】バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領は30日、電話会談する。ロシアによるウクライナ侵攻への懸念が高まる中、バイデン氏は厳しい制裁をちらつかせて緊張緩和に向け行動を取るよう改めて要求するとみられる。これに対しプーチン氏は北大西洋条約機構(NATO)の東方不拡大の確約などを求める可能性が高く、双方の隔たりが埋まるかは不透明だ。
 米ロ首脳の会談は今月7日にオンライン形式で開かれて以来。1カ月で2度の会談は異例だ。
 米政府高官は29日、ウクライナ国境付近に大規模なロシア軍部隊が集結し続けているとして「深刻な懸念」を重ねて表明。両首脳とも「数週間にわたり危機の状態にある」との認識では共通していると述べた。米メディアの間では、プーチン氏が決断すれば来年1月下旬か2月に侵攻は可能だとの見方も出ている。