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2021/12/30 18:36



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飼い主の元に戻った2歳のブリティッシュショートヘア「弟弟」(ディーディー)=読者提供

(台北中央社)南部・嘉義市で29日、男性が飼う猫が失踪し、発見者に50万台湾元(約208万円)の懸賞金を出すとしてフェイスブックで情報提供を呼び掛けたところ、自宅周辺に多くの市民が殺到する騒ぎとなった。だが猫は30日になって自ら帰宅し、結局お金を受け取った人はいなかった。

飼い主の江さんによると、猫は2歳のブリティッシュショートヘアで名前は「弟弟」(ディーディー)。通常は外出しても20分程度で帰宅するはずが、29日はお昼ごろに外に遊びに行った後、夕方になっても戻らなかったという。

猫の失踪に焦った江さんは、多くの人に一緒に探してもらいたいとの思いから、フェイスブックで情報提供を呼び掛けた。当初懸賞金は30万元(約125万円)に設定する予定だったものの、興味を引くために50万元に引き上げたという。

フェイスブックに情報が掲載されると、わずかの間に数百本の電話が舞い込んだほか、江さんの自宅周辺には多くの人が詰め掛けた。最終的に対応し切れなくなり、近隣住民への影響を考え、投稿を削除した。

状況に変化が生じたのは30日午前7時30分ごろ。飼い犬がほえたため、江さんが妻と様子を確認したところ、ドアの前に弟弟が帰ってきているのを見つけた。けがはなかった。

インターネットには捏造(ねつぞう)を疑う声が上がったが、江さんは「誰かをだまそうとしたわけではない」と否定。発見者がいれば実際に現金を渡すつもりだったと釈明した。

(黄国芳/編集:齊藤啓介)

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影片來源:〓國芳