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毎日新聞 2021/12/31 06:15(最終更新 12/31 06:15) 有料記事 691文字




 社民党が来年、正念場を迎える。今年10月の衆院選で公示前の1議席を維持したものの、所属国会議員は来夏の参院選で改選を迎える福島瑞穂党首を含め2人。公選法上の政党要件を維持するには、参院選比例代表の「得票率2%以上」が現実的な目標となるが、党勢回復は見通せていない。

 「どんなことがあっても政党要件を獲得し、2人、3人、4人と当選させたい」。福島氏は28日、党本部の仕事納め式で参院選へ決意を語った。

 社民党は1996年に日本社会党が党名変更して発足した。旧社会党時代も含めれば76年の歴史を持つ。革新勢力の中核だったが、近年の国政選挙では振るわず低迷。昨年、立憲民主党へ合流するための離党を容認し、4人の国会議員のうち2人が立憲に合流。事実上の党分裂となった。

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