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2022年01月04日20時22分

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北京五輪の開会式、閉会式会場となる国家体育場(愛称・鳥の巣)=2021年12月、中国・北京(AFP時事)




 【北京時事】中国・北京市政府は4日、大気中の微小粒子状物質PM2.5濃度が2021年平均で1立方メートル当たり33マイクログラムとなるなど、大気汚染に関わる指標全てで中国の環境基準を初めてクリアしたと発表した。2月4日に開幕する北京冬季五輪を前に、大幅な改善をアピールした形だ。


 中国のPM2.5環境基準(同35マイクログラム以下)は、日本の基準(同15マイクログラム以下)に比べれば緩いが、同1000マイクログラムを超える日もあった数年前に比べると劇的に改善した。21年は二酸化硫黄やPM10、二酸化窒素に加え、オゾン濃度も国の基準を達成。「大気優良日」が288日と、13年比で112日増えたという。