https://mainichi.jp/articles/20220109/k00/00m/010/098000c

毎日新聞 2022/1/9 16:33(最終更新 1/9 16:34) 432文字




https://cdn.mainichi.jp/vol1/2022/01/09/20220109k0000m040074000p/9.jpg
記者会見する立憲民主党の泉健太代表=国会内で2022年1月7日午後0時24分、竹内幹撮影

 立憲民主党の泉健太代表は9日のNHK番組で、立憲が政権を担う場合の連立の枠組みについて「現在、共産党は想定にはない」と明言した。

 泉氏は、昨年の衆院選で立憲が政権を取った場合に共産が「限定的な閣外協力」をするとした両党の合意について「政権を共にするのかしないのか曖昧になってしまった」と述べて、連立の可能性を否定した。「立憲は日米安全保障条約や自衛隊、皇室制度を是としている。この原則に賛同する政党と政権を構成する」とも言及した。



 一方で、夏の参院選での選挙協力については「候補者調整や今の政権を交代させ、国民の命と暮らしを守る政治に変えていくという部分では共通する」として継続する考えを示した。

 これに対し、共産党の志位和夫委員長は同番組で、立憲との協力について「参加する政党が対等、平等、相互に尊重しあって初めて力が出る。共通政策、政権協力の合意を踏まえつつ共闘体制を作っていきたい」と述べ、衆院選時と同様の共闘が必要だとの認識を示した。【宮原健太、古川宗】