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2022.01.11

著者:
ENCOUNT編集部



東京都医師会は11日、都内で定例会見を行い、感染拡大するオミクロン株について、ワクチン2回接種でもブレークスルー感染が起こるとの見方を示した。

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尾崎治夫会長【写真:ENCOUNT編集部】


オミクロン株について、東京都医師会の尾崎治夫会長が説明
 東京都医師会は11日、都内で定例会見を行い、感染拡大するオミクロン株について、ワクチン2回接種でもブレークスルー感染が起こるとの見方を示した。

 東京都医師会の尾崎治夫会長は、オミクロン株について「あまり重症化しないとも言われているが、感染者数が出てくればそれなりに重症者も出てくる。私が何よりも危惧しているのが感染力が非常に強く、社会活動に支障が出てくること。ベッドはあるが医療従事者が休まざるを得ない、そういったことが医療だけでなくいろんなところで出てくる。今までのように3密を避ける、手洗い、消毒、マスク、換気などの対策が重要になってくる」と見解を語った。

 ワクチン2回接種が進む中での感染拡大については「いわゆるブレークスルー感染。2回ワクチン接種した方でも6割くらいの方がかかってしまう。3回打つまでは安心できない。オミクロン株では、ワクチンを2回打ったから大丈夫だということは言えなくなってきる」と3回目接種の重要性を説いた。