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毎日新聞 2022/1/12 19:41(最終更新 1/12 19:41) 399文字




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日本維新の会の馬場伸幸共同代表

 日本維新の会の馬場伸幸共同代表は12日の記者会見で、党独自の憲法改正案を新たにまとめ、自衛隊の存在を明記する9条改正と緊急事態条項創設を盛り込む考えを示した。馬場氏は、取りまとめの時期については「(国会の)衆参憲法審査会の状況を見極める」と述べるにとどめた。

 2016年に当時のおおさか維新の会が、教育無償化▽道州制導入による統治機構改革▽「憲法裁判所」設置――の3項目からなる改憲原案を作った。馬場氏は時代状況の変化を踏まえ、新たな項目を盛り込む考えを示した。



 馬場氏は9条について、「自衛隊が必要なことは全国民の共通認識に近いものになっている」と説明。緊急事態条項は新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、党内意見を集約する方針という。

 松井一郎代表(大阪市長)は夏の参院選までに憲法改正原案をまとめて改正を発議し、国民投票を参院選の投票と同じ日に実施すべきだとの考えを示している。【田所柳子】