https://www.sankei.com/article/20220113-XIDNITPYNJODNEPEH2F4GJJXP4/
2022/1/13 15:58
産経WEST



阪神大震災の被災者らが入居する兵庫県内の災害復興公営住宅233カ所で、昨年1年間に1人暮らしで死亡した「孤独死」は前年比9人減の62人だったことが13日、分かった。兵庫県警の検視結果をもとに産経新聞がまとめた。

孤独死者数の集計は平成12年から始まり、27年は過去最少の33人となったものの、翌28年に66人まで増え、令和元年は75人、2年は71人だった。孤独死した入居者が、震災の被災者だったかどうかは確認できていない。

62人の平均年齢は77・7歳で、男性38人、女性24人。年代別では、90代6人▽80代24人▽70代24人▽60代3人―など。最高齢は96歳で最も若かったのは39歳。死因別では、心臓疾患や脳梗塞などの病死が46人で最も多く、全体の43・5%にあたる27人が推定死亡日から1日以内に発見されたという。